猫が飼い主を選ぶ権利を主張したら

飼い猫でもショップの猫でも野良猫でも、自分の飼い主を選びその意思を明確に現すことができるようになったとしたらどうなるのだろう?

SF小説の如く、そんな設定の世界があったらどうなるのかを想像してみた。

(意思表示ができる能力と知能があるという条件ではなくて、この件に関してだけはできるという想定で考えています)

 

今、飼われている家から出て行きたい猫。

あっちの家がいい、こっちの家がいいという猫。

野良猫になりたいという猫。

愛猫に出て行かれて落ち込む飼い主。

貰い猫された子が帰ってきたお宅。

猫はいまのままでいいと言っているが、本当はどうなんだろうと疑心暗鬼になり、ぎすぎすするご家族。

ついて行きたいと言われても、飼える生活状況でなく思い悩む人。

ひとりぼっちの老人宅から去る猫、またはやってくる猫。

兄弟猫の1人だけ出ていってしまうお宅。

……等々。

 

色々なドラマが出現するんだろうな。

まだまだ想像が尽きないものだが、自分が考えたのはこんな状況の場合に相手の意思を拒否する理屈とは何なんだろうということ。(経済状況との折り合いというのはちょっと脇に置いておいて)

猫だからその意思は無視しますで単純に押し切る?

歓迎しないから拒否?でもそれならば、猫の方からこんな飼い主歓迎しないよも無視できず。

法がどうなるかに寄るところもあるだろうが、個々の人々がどう考えるのかってところに興味が沸く。

このあたりは実際に飼い猫がいる人といない人でも違ってきそうなところだが。

一度でも自分の意志を表示された場合に無視や拒否するのは、面倒というか難しいというかちょっと悩ましい問題なわけで……。(まーったく平気だって人もいますけど)

ペットというものは相手の意思をある種無視することの上に成立している関係なのかもしれず、意思決定ができてそれを表現できるようになった段階で、もうそういった存在はペットにはできないのかもしれない。

 

親と子の養育の関係についても波及して考えたり、子どもの権利についてもまだまだ考え方とか不十分だな、なんて反省しつつ、やっぱり選挙に行くのは重要、なんだよと思うのであります。